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映画鑑賞記録
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鑑賞日 2010年7月19日(月)
場 所 ル・シネマ
監 督 パスカル・ボニゼール
脚 本 同上
原 作 アガサ・クリスティー 「ホロー荘の殺人」
製作国 フランス
製作年 2008年 
原 題 Le Grand Alibi

アガサ・クリスティー生誕120年記念作品とのこと。ご多分にもれず、アガサ・クリスティーのミステリーの何冊かは学生時代に読んでいるはずだが、原作となった「ホロー荘の殺人」は読んでいない。

ミステリーなので、ネタばれをしては申し訳ない。筋書きはあえて書かないことにしておこう。

種明かしをされてしまえば、やっぱりねえというオチなのですよ。でも、そこに至るまでの登場人物たちの心の葛藤や機微というところが見どころなんでしょう。

殺人事件の現場となったのは、上院議員アンリ・パジェスの離屋ありプールありの美しいお屋敷。この上院議員夫婦のやりとりがなかなか面白い。シリアスな場面なのに、ついクスッと笑ってしまう。

ボンドガールを演じた事もあるカテリーナ・ムラーノ演じる、イタリア人女優さんもなかなかいい根性していて面白い。さすが元ボンドがールだけあって、肉感的な魔性の女っぷりがすごい。横顔が、なんと言うか、ギリシア・ローマ型なんですよ。額からまっすぐ通る鼻筋!彼女の運転手(兼愛人?)の容姿もまた、イタリアン~な感じでなんとも濃い。

マチュー・ドゥミ(ジャック・ドゥミ監督の息子!)が演じる狂言回し役のフィリップは、アル中気味で不安発作もちの情けない作家。この彼のなんとも情けない感じがまたよろしい。

正直、ミステリーとしての魅力はどうかなあと思いましたけど、登場人物の複雑な人間関係から生まれる愛憎劇っていう点ではまずまずかも。

それにしても、アガサ・クリスティーってイギリスの作家でしたよね?まあ、聖書とシェイクスピアの次に良く読まれている作家と言われるほどだそうですから、おフランスで映画化されてもおかしくはないのでしょうけど・・・・。



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