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映画鑑賞記録
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鑑賞日 2012年11月17日(土)
場 所 TOHOシネマズ府中
監 督 犬童一心 樋口真嗣
製作年 2011年 

主役の野村萬斎さんが好きだ。飄々としていながら、奥底にただものじゃない何かを持っている感じが漂っているところがいい。

舞台になった行田市は、埼玉県民なら遠足やら社会科見学やらで、結構馴染みのある場所だ。「ダサイタマ」と県外人は良くも知らずに揶揄するが、関東平野は利根川、荒川の豊かな恵みを受けた土地で、古代から豊かな文化が花開いた場所なのだ。埼玉はこれといった特徴もないように言われるけれど、土地が豊かで自然災害も少ないし、東京にも近い。労せずとも穏やかに暮らせてしまう。だったら、何も激しく自己主張する必要もないでしょう?って感じかもしれない。
埼玉は知る人ぞ知る歴史上の人物がけっこういるんですよ。特に武士が台頭した鎌倉から戦国時代には。そんな人物の1人「のぼう様」が映画になったと言うんですから、そりゃみませんとね。

なかなか面白い映画でした。実際の場所を知っている人間としては、ちょっと違和感のある描写もありました。行田のあたりはひたすら平らです。何と言っても日本一の関東平野のど真ん中なんですから。今だって、荒川や利根川の堤防から平野を見渡すと広いなあ~って思います。そのスケール感を出そうって頑張って作っていると思いました。でもねえ・・・、どこか映画と言うより、TVドラマの感じなんです。お正月用の3時間スペシャル?という感じといったらいいでしょうか。映画らしい重みに欠けてる感じがするのはなぜなんでしょう?

重みなんて、誰も求めていないのかもしれませんけど、俳優さん達がすごく頑張っていい味出している分、10年後・20年後見ても陳腐じゃない作りにしておいてほしかったように思いました。


















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