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映画鑑賞記録
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観賞日 2010年7月11日(日)
場 所 銀座テアトルシネマ
監 督 トーマス・アルフレッドソン
制作年 2008年
制作国 スウェーデン

初めて見るスウェーデン映画。そして、ヴァンパイア映画。スウェーデンとヴァンパイアという組み合わせがとっても意外な感じがする。

少女のヴァンパイアと言えばまず思い出すのが、萩尾望都さんの名作「ポーの一族」のメリーベル。メリーベルに恋する少年と言えば、金髪の少年アラン。

主人公オスカー(劇中、オスカルって呼ばれているのに字幕がオスカーになっているのはなぜだ?スウェーデン国王にオスカル1世・2世がいるのだから、オスカルでいいじゃないか!あまりに有名なマンガキャラクターが存在するせいだろうか?)はプラチナブロンドに水色の瞳、透けるように白い肌に赤い唇のいかにも北欧的美少年!ヒロインのエリは黒髪にグレーの瞳の美少女と言うより何とも言えぬ魅力をかもし出している少女である。

すでにハリウッドでリメイクされ、この秋全米公開になるそうだが、この映画の持つリリカルで繊細で青いエロチシズムみたいなものをハリウッドで表現できるのだろうか?

この映画はなんといってもオスカー役とエリ役の子役がすごくうまい!特にエリ役の子は撮影当時12歳というのに、200年間生き続ける少女の何とも言えないふてぶてしさと哀しさを併せ持った表情をちゃんと出しているんです。ただきれいっていうのではなく、多分、幾人もの男を虜にして自分を守らせてきたんだろうだろうなあ・・・って納得させられるまがまがしさ!!

クライマックスのプールのシーンは思わず「あ!!!」と声が出てしまうほど衝撃的。

オープニングのシンシンと降り続く雪のシーンから、ラストのオスカー少年の幸せそうな微笑みまで、画面に引きつけられてしまいました。

一緒に映画を見た某嬢からの情報によると、ヴァンパイアは他人の家に許可なくして入ることができないそうです。このお約束を知らないと、ちょっとわからない場面があります。日本の怪談でもお約束ごとってありますが、ヴァンパイア映画を見るにもそういうものがあったのね~。

ハリウッドリメイク版はどんな風になるのだろうか?見てみたいと思いつつ、とんでもないものだったらどうしよう?舞台設定やオスカーとエリの設定をどうするのかなあ・・・?まあ全米での興業成績が良ければ、来春あたり日本でも公開されるかもしれません。

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