忍者ブログ
映画鑑賞記録
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

観賞日 2010年6月12日(土)
場 所 銀座テアトルシネマ
監 督 ジェーン・カンピオン
制作年 2009年
制作国 イギリス オーストラリア

まさに動く少女漫画!な映画でした。ジョン・キーツは19世紀イギリスを代表するロマン派の詩人。わずか25歳でイタリアで客死した彼のかなしくも美しい愛の物語です。イギリスの田園風景がとても美しかったです。キーツの恋人ファニーが着る衣装はエンパイアスタイルの名残を残すハイウエストのシルエットでなかなかかわいい。当時のイギリス中産階級の生活スタイルも非常に興味深かったです。キーツ役ベン・ウィショーはものすごいハンサムではないけれど、ナイーブで繊細な雰囲気が出ていていかにもキーツらしい感じだし、ファニー役のアビー・コーニッシュのいかにも健康な女の子感も良かった。(こう胸板がばん!ってしているところがいかにも西洋人体型なんです!)ファニーの弟・妹役の子たちは本当にかわいくてうっとり。しかしながら、もうすっかり世間の荒波にもまれてしまった私には、19世紀のロマン派は青すぎるのであります。彼らの純粋な愛に涙しつつも、心のどこかで醒めてしまっている自分がいるんですよ。若いカップルがデートで見るなら本当にロマンチックで良い映画と思います。オバサンな私は過ぎ去った青春の恥ずかしくも甘酸っぱい記憶を引っ張りだすにはちょっと抵抗を感じた次第。

PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
DNA
性別:
非公開
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]