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映画鑑賞記録
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観賞日 2010年10月16日(土)
場 所 ル・シネマ
監 督 スティーブン・フリアーズ
制作年 2009年
制作国 イギリス・フランス・ドイツ 

ベル・エポック=良き時代=と呼ばれた19世紀末から20世紀初頭のパリを舞台に、元ココット(高級娼婦)レアと同僚だったマダム・プルーの息子フレッド(作中ではシェリと渾名される)の愛を描いたもの。

40代後半のレアと19歳のフレッドの年の差カップルの愛がどんな過程で成立し、結末を迎えるのか、予告編を見て興味深々だったのだが、予想していたような波乱万丈はなくて、どちらかと言えば淡々とした印象の映画だった。ラストに至っては、なんで?という展開。原作を読んだ事がないので、このラストについて何とも言い難いのだが・・・・。

目の保養には大いになった。主役のミシェル・ファイファーの衣装はとてもきれいだし、アール・ヌーボーを再現した部屋の調度などもとてもよかった。シェリ役のルパート・フレンドもアンニュイなハンサム・ボーイで良かった。ルパート・フレンドは1981年生まれと言うから、撮影時28歳か・・・。19歳にしてはちょっと老けた感じだが、ラストはちょうどシェリと実年齢がつりあっているところだろう。年上の女に甘やかされた美青年のヘタレぶりがぴったりだった。ルパートの背面オールヌードシーンがあるのだが、優男っぽいのに西洋人てやっぱり日本人と骨格の基本が違うんだなあ~としみじみ見入ってしまった。皮膚の質感とかも違う気がするんですよね。

題材が題材だけに、ベッドシーンもそれなりにあるのだが、艶めかしさや濃厚ななまなましさを感じられなかったのはなぜだろうか?別にそういったものを期待したわけではないが、あまりにあっさりしているのも面白くない。

主人公2人よりもむしろ、シェリの母親マダム・プルーや、元同僚ココットの老婆たちの方が強烈な存在感があっておもしろいとさえ思ってしまう。

目の保養にはなったけれど、きれいすぎて物足りなかったように思った。
台詞が英語と言うのが雰囲気をいまいちにしたのかもしれない。英語よりこういう映画はフランス語の方があうような気がする。

私はやっぱり自分の息子と同じような年齢の男と恋に落ちるなんてまず無理だろう。青臭くて甘ったれた男は好みではないのだと自覚した。まあ、若い坊やは目の保養で十分であるなあ。

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