忍者ブログ
映画鑑賞記録
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

観賞日 2011年2月26日(土)
場 所 TOHOシネマズ府中
監 督 トム・フーバー
制作年 2010年 イギリス・オーストラリア

イギリス女王エリザベス2世の父親で、あの「王冠をかけた恋」で有名なエドワード8世の退位後王位についたジョージ6世の物語。最初は渋谷のル・シネマで見ようと思ったのだが、ネットで席を確保しようと思ったら、予約が一杯だったので、府中で見ることに変更。封切り日2回目の上映は結構な入りだった。聞くとTVコマーシャルがだいぶ入っていたとのこと。

物語は吃音障害をもったヨーク公が妻エリザベスと言語療法士ライオネル・ローグに支えられ、吃音障害を乗り越え、同時に国王としての自覚に目覚めていくというストーリー。実話が元になっているそうだ。
王位継承をめぐる兄と弟の確執は、どこでもあるのだなあ・・・と妙にどこぞの御兄弟を思いだしてしまったりして。

ジョージ6世役のコリン・ファースも、言語療法士ライオネル・ローグ役のジェフリー・ラッシュもすごくいい味出してました。あまり俳優の名前を覚えられないので、この俳優さんどこかで見てるなあ・・・と思ったら、「シャイン」のデビット・ゴットヘルフ、「クイルズ」でサド侯爵役を演じていた人でした。どちらも印象的な役だったから、記憶に残っていたという事か。

それにしても、ライオネル・ローグって本名だったらなんだかすごいです。ライオネル=ライオン、まあ勇敢なっていう象徴的な名前ですよね。ローグ(Logue)=言葉を表す結合辞(ダイアローグやプロローグのローグ)とくれば、偶然にしてはできすぎてないか?って思ってしまいます。

映画の中で、それぞれが相手を呼ぶ呼び方で、その関係を暗示する場面が何度も出てきます。字幕担当者の他に監修者の名前が出ていたので、称号その他王室物と言うことで監修者がついたのかな?とも思いました。

私は家族と、よほど親しい人以外に名前で呼ばれる事がほとんどない。その為か、さほど親しくない人に姓ではなく名前で呼ばれる事にとても抵抗を感じる。ヨーク公(ジョージ6世)がライオネルにバーティ(アルバートの愛称)と呼びかけられることへの抵抗感は妙に共感できた。

ストーリーとしてものすごく斬新な訳じゃないけれど、脚本もとてもうまいし、演出も説明的すぎないけれど、さりげなく人物それぞれの性格付けや立場などをきちんと表わしていてよかった。俳優の演技も自然でユーモアがあって楽しめた。


PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
DNA
性別:
非公開
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]