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映画鑑賞記録
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鑑賞日 2009年12月19日(土)
場 所 ル・シネマ
監 督 アランチャ・アギーレ
製作年 2009年 スペイン
原 題 Le Coeur et le Courage,Bejart Ballet Lausanne


静かな映画だが、とてつもなく熱い映画でもあった。見終わって、じんわりと勇気が湧いてくる。

バレエのことなどあまり知らない私でさえ、モーリス・ベジャールの名前は知っている。20世紀最大の振付家と言われバレエ界に革命を起こしたと言われる人物だという。

予告編を見て、いろいろなバレエシーンが見られたらいいなあという軽い気持ちだったのだ。ところが、よい意味でその期待を裏切る作品だった。確かに、ジョルジュ・ドンをはじめ、そうそうたるバレエ・ダンサーの映像を見る事ができたのだが、このドキュメンタリーのテーマは、ベジャール亡きあと後継者となった、ジル・ロマン率いるバレエ団の苦悩と再出発の物語だった。このテーマは単にこのバレエ団のものというより、普遍的な「人間が受け継いでいくものとは何か」というものと感じた。

日本は今政権交代をして、いろいろな事が迷走中。考えてみれば60年も自民党政権が続いたのだから、簡単にうまくいくわけがない。時間がかかるかもしれないが、根気強く明日への希望を持ちつつ、変えていかなければいけないはずだ。

バレエの映画を見てこんなことを考えるのはおかしいかも知れないけれど、今いる自分はたとえちっぽけでも過去と未来を繋ぐものなんだなあ・・・と。いったい自分は未来に何を繋げて行けるだろう?頑張らなきゃいけないなあと、映画に励まされた気分になった。

美しいダンサーを見て目の保養をして、明日への勇気をもらった。久々にもう一度見たいと思った一本。

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