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映画鑑賞記録
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観賞日 2011年5月7日(土)
場 所 ヒューマントラストシネマ有楽町
監 督 ピエール・トルトン
制作年 2010年 フランス

イブ・サン=ローランと言えば、50年にわたってファッション界をリードしてきたオートクチュール界の巨星である。ファッション・ブランドに疎い私だって知っている。クリスチャン・ディオールの急死により、21歳の若さでディオールを引き継ぎ、大成功を収めた彼が、その後どのような人生を送り、そして、この世を去ったのか、興味があったので見に行ってみた。

びっくり!彼ってゲイだったんですね。知りませんでした。映画は彼の公私ともにパートナーだったピエール・ベルジェ氏が、二人で集めた美術品の競売準備の過程を軸にイブ・サン・ローランの人生と、彼ら二人の関係について、多くの証言や写真で描かれていきます。

才能に恵まれ、成功と名声を得ながら、イブ・サン=ローランはまるで苦行者のようでした。彼には、彼を理解し守りいつくしむ人間が絶対に必要だったのだと感じました。さすがは、おフランス。アモールは同性とか異性とかもはや関係ないんですね。競売を終え庭を眺めているべルシェ氏の表情がとても複雑で胸を打ちました。人生のほとんどを一緒に過ごした存在を失っても、まだ、熱を帯びたようなまなざしの奥にあるのはなんだったのでしょうか。

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