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映画鑑賞記録
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鑑賞日 2012年6月30日(土)
場 所 シネスイッチ銀座
監 督 アレクサンドル・ソクーロフ
製作年 2011年 ロシア

文芸路線・コスチューム物の映画が好きなので、見ることにした。最初に「ゲーテのファウストから自由に発想して作品にした」というようなテロップが入る。

2時間20分と長い・・・・。映画館で見たのでなかったら、多分最後まで見終える事は難しかっただろう。正直言って、難解。シーンごとの画面構成はとても緻密だし、はっとさせられるほど美しいシーンも沢山あるのだけれど、会話の意図が字幕でははっきりとわからない。西欧の人なら皮膚感覚として持っているだろう感覚を持ち合わせていないので、ギャグ?としか思えないシーンもある。公式ホームページに著名人のコメントで2度見したい映画とあったが、一度でこの映画を理解出来るとは思えない。確かに少なくても2回は見ないと良くわからないかもしれない。もう一度、見たいような、見たいくないような、微妙~さを持つ作品です。

それにしても、オープニングのシーンには驚いた。舞台となった19世紀ヨーロッパはまだそう言う時代なんだよね~と、知識では知っているけれど、カラ―で見せられると、うへえ~って萎える。それから、ホムンクルスの造形も・・・・。どうしてああいうねちょんとした造形になるのかなあ・・・・。

一体何を言っている?と思われた方は、ぜひご自身で確認して見てください。なんたってベネチア国際映画祭の金獅子賞受賞作なんですから・・・・。

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鑑賞日 2012年6月10日(日)
場 所 TOHOシネマシャンテ
監 督 キャリー・ジョージ・フクナガ
製作年 2011年 イギリス・アメリカ合作

19世紀イギリスの女性作家、シャ―ロット・ブロンテの「ジェーン・エア」が原作。シャ―ロット・ブロンテは、「嵐が丘」のエミリー・ブロンテのお姉さん。

高校時代、小説「ジェーン・エア」は愛読書の1つだった。19世紀半ばの小説だが、不思議なほど主人公ジェーン・エアの生き様に共感を覚えたものだ。

ジェーン・エアはおよそ恋愛小説のヒロインには似つかわしくない、平凡な容姿をしている。更に、いわゆる従順で優しい女の子でもない。むしろ強情で強い自我を持っている。
対するロチェスター氏もハンサムでもなく、正義のヒーローでもない。偏屈で皮肉屋な中年男という設定である。しかし、お互いが魅かれあい、世間的な価値基準ではなく、自分にとってこの人こそが魂が求める人なのだ!と結びつこうとするところがとても好きだった。

映画は、長い小説をとてもうまくまとめてあって、筋書きを知らない人でも、楽しめるようにできている。ジェーン役のミア・ワシコウスカは、現代的で華やかな顔立ちではないが、凛として知的な印象だ。ルネッサンスの絵画に出てきそうな首筋のラインがとても美しい。
荒野にたたずむ姿や、部屋の窓辺に逆光で浮かび上がるシルエット等が、彼女の内面的なしなやかさ強さを感じさせて実に良かった。

オーソン・ウエルズが演じたロチェスター氏の印象がとても強かったので、今回のマイケル・ファスベンダーはイケメン過ぎないか?と思ったくらいだ。登場した時から、ちょっと繊細な影があって、もう少し、男くさい感じでもいいのになあと思ったが、ミア・ワシコウスカとのラブ・シーンを見ると、やっぱりこのくらいイケてないと、ラブストーリーとしての盛り上がりに欠けるんだろうと納得してしまった。

映像がとても繊細で美しく、衣装もとても良かったと思う。原作の世界をとても美しく表現した映画で原作のファンとしても、納得できるものだったと思う。
鑑賞日 2012年5月27日(日)
場 所 TOHOシネマズ渋谷
監 督 バリー・ソネンフェルド
製作年 2012年

メン・イン・ブラックは大好きなシリーズなので、早速見に行きました。今回も宇宙人はちょっとグロくて、でも、愛嬌があって可愛い。文句なく楽しめました。

鑑賞日 2012年5月12日(土)
場 所 シネ・リーブル池袋
監 督 マーティン・スコセッシ
製作年 2011年

娘が友人に3Dがいいとすすめられたそうで、3Dにしたけれど、眼鏡の上に眼鏡をかけるのはしんどいです。立体的な映像と言うのも確かに魅力的なんでしょうが、年のせいか目がつらい。2Dで見た方がストーリーを楽しめたような気がします。

くるくると動く映像はすごいなあと思うけれど、一番気になったのは、ヒューゴが修理しているオートマタの表情でした。機械のはずなのに、すごく豊かな表情を見せていて、そういう細部にこだわっているのだろうってところが凄いと思います。





鑑賞日 2012年4月28日(土)
場 所 シネマート新宿
製作年 2011年  イギリス

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ルネッサンスの巨匠にして、万能の天才とうたわれた彼が生涯に描いた絵画で現存する僅か十数点。そのうち9点が集められた前代未聞の展覧会「Painter at the Court of Milan」が2011年、ロンドン ナショナル・ギャラリーで開催された。その展覧会の開会前夜に開かれた、内覧会の様子を撮影したドキュメンタリー映画です。

渋谷のBunkamura でレオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想展も開催されているので、見逃せないと思いGW初日に見に行きました。

レオナルド・ダ・ヴィンチは10歳の頃から私のスーパーアイドルと行っても良く、2枚”の「岩窟の聖母」の同時展示や世界初の一般公開となる「救世主キリスト」などが映し出される映像に、うっとり。

一枚展示するだけだって目玉になる作品を9点もそろえてしまうって、さすがはナショナルギャラリーだ・・・。企画した学芸員さんや修復担当さんのインタビューは興味深かったし、内覧会に招待されたゲストの感想も面白かったが、TV特番のような感じなので、映画というにはちょっと・・・。でも、小さなTV画面で見るよりやはり大きな画面で見た方が楽しい映像だと思う。

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