映画鑑賞記録
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鑑賞日 2012年6月10日(日)
場 所 TOHOシネマシャンテ
監 督 キャリー・ジョージ・フクナガ
製作年 2011年 イギリス・アメリカ合作
19世紀イギリスの女性作家、シャ―ロット・ブロンテの「ジェーン・エア」が原作。シャ―ロット・ブロンテは、「嵐が丘」のエミリー・ブロンテのお姉さん。
高校時代、小説「ジェーン・エア」は愛読書の1つだった。19世紀半ばの小説だが、不思議なほど主人公ジェーン・エアの生き様に共感を覚えたものだ。
ジェーン・エアはおよそ恋愛小説のヒロインには似つかわしくない、平凡な容姿をしている。更に、いわゆる従順で優しい女の子でもない。むしろ強情で強い自我を持っている。
対するロチェスター氏もハンサムでもなく、正義のヒーローでもない。偏屈で皮肉屋な中年男という設定である。しかし、お互いが魅かれあい、世間的な価値基準ではなく、自分にとってこの人こそが魂が求める人なのだ!と結びつこうとするところがとても好きだった。
映画は、長い小説をとてもうまくまとめてあって、筋書きを知らない人でも、楽しめるようにできている。ジェーン役のミア・ワシコウスカは、現代的で華やかな顔立ちではないが、凛として知的な印象だ。ルネッサンスの絵画に出てきそうな首筋のラインがとても美しい。
荒野にたたずむ姿や、部屋の窓辺に逆光で浮かび上がるシルエット等が、彼女の内面的なしなやかさ強さを感じさせて実に良かった。
オーソン・ウエルズが演じたロチェスター氏の印象がとても強かったので、今回のマイケル・ファスベンダーはイケメン過ぎないか?と思ったくらいだ。登場した時から、ちょっと繊細な影があって、もう少し、男くさい感じでもいいのになあと思ったが、ミア・ワシコウスカとのラブ・シーンを見ると、やっぱりこのくらいイケてないと、ラブストーリーとしての盛り上がりに欠けるんだろうと納得してしまった。
映像がとても繊細で美しく、衣装もとても良かったと思う。原作の世界をとても美しく表現した映画で原作のファンとしても、納得できるものだったと思う。
場 所 TOHOシネマシャンテ
監 督 キャリー・ジョージ・フクナガ
製作年 2011年 イギリス・アメリカ合作
19世紀イギリスの女性作家、シャ―ロット・ブロンテの「ジェーン・エア」が原作。シャ―ロット・ブロンテは、「嵐が丘」のエミリー・ブロンテのお姉さん。
高校時代、小説「ジェーン・エア」は愛読書の1つだった。19世紀半ばの小説だが、不思議なほど主人公ジェーン・エアの生き様に共感を覚えたものだ。
ジェーン・エアはおよそ恋愛小説のヒロインには似つかわしくない、平凡な容姿をしている。更に、いわゆる従順で優しい女の子でもない。むしろ強情で強い自我を持っている。
対するロチェスター氏もハンサムでもなく、正義のヒーローでもない。偏屈で皮肉屋な中年男という設定である。しかし、お互いが魅かれあい、世間的な価値基準ではなく、自分にとってこの人こそが魂が求める人なのだ!と結びつこうとするところがとても好きだった。
映画は、長い小説をとてもうまくまとめてあって、筋書きを知らない人でも、楽しめるようにできている。ジェーン役のミア・ワシコウスカは、現代的で華やかな顔立ちではないが、凛として知的な印象だ。ルネッサンスの絵画に出てきそうな首筋のラインがとても美しい。
荒野にたたずむ姿や、部屋の窓辺に逆光で浮かび上がるシルエット等が、彼女の内面的なしなやかさ強さを感じさせて実に良かった。
オーソン・ウエルズが演じたロチェスター氏の印象がとても強かったので、今回のマイケル・ファスベンダーはイケメン過ぎないか?と思ったくらいだ。登場した時から、ちょっと繊細な影があって、もう少し、男くさい感じでもいいのになあと思ったが、ミア・ワシコウスカとのラブ・シーンを見ると、やっぱりこのくらいイケてないと、ラブストーリーとしての盛り上がりに欠けるんだろうと納得してしまった。
映像がとても繊細で美しく、衣装もとても良かったと思う。原作の世界をとても美しく表現した映画で原作のファンとしても、納得できるものだったと思う。
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