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映画鑑賞記録
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鑑賞日 2008年11月8日(土)
場 所 渋谷 ル・シネマ
監 督 ジャスティン・チャドウィック
製作年 2008年 

コスチューム・プレーが好きだ。誤解する人はいないと思うが、コスプレではなく、costume play、時代衣装を着けて演じられる史劇のこと。
この映画の衣装はサンディ・パウエル。「恋に落ちたシェイクスピア」や「アビエイター」でアカデミー賞衣装デザイン賞を取っている。ヘンリー8世の宮廷画家だったハンス・ホルバインの肖像画を元に当時の衣装を再現している。これが非常に見事である。昔の絵に描かれた衣装が実際の人体に身につけられ動く姿はなかなか興味深い。アクセサリーや小物などもとても面白い。宮廷でのダンスシーンや女性の馬の乗り方、流産しそうになったメアリーの部屋の設え、出産シーンの産湯の盥、リネンの寝巻き、処刑シーンなどなど、細かい部分の描写がとても興味深く、ともすればストーリーよりそっちの方に感心が行ってしまった。
 ヘンリー8世はイギリス史上いろいろな意味で有名な王様であるし、ハンス・ホルバイン描くところのヘンリー8世の肖像はあまりに強烈で、一度見たら忘れられない顔である。正直言って、この映画のストーリー自体に大きな魅力を感じることはできなかった。なぜか?振り返って見ると、ヘンリー8世もアンもメアリーも美しすぎたからかもしれない。ヘンリー8世も美男にし過ぎてる。もう少し、癖のある俳優の方が面白かったように思ってしまう。
意外に気になったのが、ブーリン姉妹の母親の存在。劇中、彼女は財産を捨てて愛の為にトマス・ブーリンと結婚したという設定になっている。この母親なかなかいい味出している。キャサリン王妃も良かった。ちょっと年輪を重ねた女の味でしょうか。今回はちょっと斜に見てしまった感がありますが、いろいろな意味で楽しめたと思います。



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